佐藤醸造について

「蔵ぐせ」と「技」がつくりだす、七宝みその風味。

「みそは生き物」といわれています。
原材料の配合を同じにしても、土地ならではの気候風土や、様々な環境の影響により、味噌蔵ごとに味の違う個性豊かな味噌が生まれます。
その個性の違いを 「蔵ぐせ」と呼んでいます。中でも決め手となるのは、蔵に住みついた酵母や乳酸菌などの活躍です。
みそ樽の中では酵母や乳酸菌により味噌の発酵、熟成が助けられ美味しい味噌が作られます。
酵母や乳酸菌は「みそ蔵の財産」と言われ職人により、春夏秋冬だいじに守り育てられ、つねに成長し続けているのです。
一般的に「豆みそ」の味は渋みが強いと思われがちですが、七宝みそは、その環境と職人独自の製法で渋みが少なくふっくらとした豊かな味が特徴です。
その土地ならではの風味豊かな味噌が出来るのは、みそ職人の愛で「蔵ぐせ」を作り、心で「味」を守り続けているからなのです。

品質の安定を第一に、
伝統の技と
時代に即した設備を
融和させ、
豊かな風味を
創造しています。

良質の大豆を厳選

七宝みそ・しょうゆのおいしさ作りは、原料の大豆の厳選から始まります。畑の肉といわれる大豆は、たんぱく質、脂肪(特にリノール酸)、ミネラル、ビタミンなどに優れ、栄養素を豊富に含んでいます。当社はこうした大豆の特徴を究め、まろやかな味を育てているのです。

より高い品質を得るために

味にも品質があります。より高く、安定した品質を得るためには、自然の作用と伝統の技と勘だけでは及ばない部分があります。そのため当社は、設備の改善に努めています。伝統の製法を大切にしながらも、皆様の味覚にお応えできる製品づくりを目指しています。また、原料、製造過程はもちろんのこと、流通過程にまで及ぶ厳しい品質のチェックをし、細心を配っています。

新しい味作りにも敏感です

研究開発室では、常にお客様のニーズにお応えするために、季節や時代、年齢などによって微妙に異なるデリケートな味覚についても日々研究を重ねています。また、独自のノウハウを駆使した、食品メーカー様や飲食店様でオリジナルの味としてお使い頂けるオーダーメイドの味の開発も手掛けています。